2018年7月23日、韓国・世界日報によると、韓国人が年間に消費する生態資源を持続可能な水準で維持するには、韓国国土の8．5倍が必要であることが分かった。

米国カリフォルニア州オークランド市に本部を置く国際環境団体「グローバル・フットプリント・ネットワーク」（GFN）は23日（現地時間）、国と国民別の消費形態を分析し、必要な生態資源を領土と地球の数に換算した結果を公開した。

それによると、現在の韓国人の消費行動を持続可能な状態に維持するため必要な国土の大きさは、現在の韓国領土の8．5倍と推定されるという。また、国土面積比で1人当たりの生態資源消費量が最も大きい国が韓国であることが分かった。その他の国の場合、日本（7．8倍）、イタリア（4．6倍）、スイス（4．5倍）、イギリス（4．0倍）などと推定された。

また全人類が韓国人のような消費活動を行うと地球が3．5個必要になると推定され、米国（5．0個）、豪州（4．1個）より低かったが、ロシア（3．3個）、ドイツ（3．0個）、スイス（2．9個）、イギリス（2．9個）、日本（2．8件）より高い値となった。

GFNのマティス・ワケナゲル議長は「現在の状況は、われわれの経済状況を好転させるために将来の地球資源を先に使っているようなもので、新規の投資家の資金で既存の投資家を支援する多段階金融詐欺の『ポンジ・スキーム』と似ている」とし、「このような消費行動は、短期間では効果を発揮するが、それぞれの国、企業、家庭が（資源という）負債を多く使えば使うほど、人類は没落することになる」と警告した。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「環境のことを考えず生活している人が圧倒的に多いのが韓国の現実」「正しい推定だと思う」「全く恥ずかしいことだ」など、GENの推定に同意する声が寄せられた。

また「まずはストローを使うのをやめよう」「カップ麺も無駄が多い」と無駄を指摘する声や、「資源を多く使っているのは企業であって、個人ではない」と主張する声も見られた。

その他「ごみのポイ捨てもやめよう」「韓国みたいな狭い領土の国の統計をとったら誤差が大きいんじゃないのか」などとするコメントもあった。（翻訳・編集/三田）