米専門家が指摘した「北朝鮮が米国と接触する意図」とは?―米華字メディア

Record China    2018年3月22日(木) 6時50分

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19日、「北朝鮮の高官がフィンランドで米韓と接触へ」と報じられた件について、米華字メディア・多維新聞は「金正恩氏の『中国の弟分になりたくない』という考えを暗示するもの」との指摘が専門家から出たことを伝えた。写真は中朝国境。

2018年3月19日、「北朝鮮の高官がフィンランドで米韓と接触へ」と報じられた件について、米華字メディア・多維新聞は「金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の『中国の弟分になりたくない』という考えを暗示するもの」との指摘が専門家から出たことを伝えた。

これまでの報道によると、北朝鮮外務省の高官は18日、フィンランドで開催される米国、韓国の元当局関係者らとの会議に出席するため、中国北京経由で同国に向かった。この動きについて記事は「北朝鮮が中国を置き去りにして米国と直接交渉を始める前兆」との見方が出ていることを説明。米戦略国際問題研究所(CSIS)の関係者は「中国の朝鮮半島における優先事項や根本的利益に変化はないが、中朝関係には変化が生じた。北朝鮮は中国をそっちのけにしたいと考えている」とコメントし、かつて国防総省の東アジア担当副次官補を務めた人物も「金正恩氏は誰の弟分になるつもりもない。金氏は米国と接触することを望んでいて、自身の力で主要なプレーヤーとみられることを希望している」と話したそうだ。

ただ、記事は別の専門家から「中国は北朝鮮の核問題で部外者になることを警戒しているが、米朝が直接接触することは中国にとってメリットがある」との声が上がっていることも伝えている。(翻訳・編集/野谷

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