シンガポール、マレーシアへの留学生が増加―中国貴州省

Record China    2008年7月30日(水) 6時3分

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28日、新華網によると、06年以来、東南アジア方面への留学生数が増加傾向を示し始めたという。物価や費用の安さとビザ取得が簡単である点などがその理由のようだ。写真は6月26日、留学斡旋会社による留学説明会。

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2008年7月28日、新華網によると、2006年以降、東南アジア方面への留学生数が増加傾向だ。「中国・ASEAN教育交流週間」の活動の中で、貴州省出国留学サービスセンターの申竹林(シン・ジューリン)主任は「安い留学費用と地理的な理由から中国西部地区出身の学生の多くが東南アジアへ留学に行く傾向が高い」と語った。

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貴州省など西部地域は経済的な発展が遅れており、費用や物価の安さに加え、渡航費やビザのことを考えても欧米に比べて負担が少ない東南アジアをめざす留学生が多い。「シンガポールやマレーシア留学の費用は一年間で8万〜10万元(約120万〜150万円)だが、欧米の場合、その1.5〜2倍はかかる。そのため、東南アジアが選択肢となった」という。

近年、高校卒業後、東南アジアの大学に入学するというパターンも増加中だ。とりわけ教育資源が豊富で東南アジア経済の中枢ともいえるシンガポールへの留学生が多い。さらにシンガポールは世界で数少ない小学生の留学を受け入れる国家で、同伴する保護者にもビザが付与される。「シンガポールは中国人教師も多く、英語も学べる」という理由から多くの中国人が留学している。

現在では、中国の学校と協定を結び、2年間中国で学んだあと、次の2年間は外国で学ぶという形式をとる海外校も増加している。中国においても教育方式は多元化する傾向を見せており、学生の選択肢は増えつつある。(翻訳・編集/小坂)

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