クローン人間禁止、法制化へ―台湾

Record China    2008年7月27日(日) 9時35分

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25日、台湾の行政院は「ヒトES細胞およびES細胞の研究に関する条例(草案)」を承認し、クローン人間や人と動物による受精卵の作成を明確に禁じた。資料写真。

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2008年7月25日、「中国新聞網」の報道によると、台湾の行政院は24日、「ヒトES細胞およびES細胞の研究に関する条例(草案)」を承認し、クローン人間や人と動物による受精卵の作成について明確に禁じた。ただし複製した受精卵からES細胞を取り出すことについては認めており、EU諸国や日本よりも緩やかな規定になっているという。

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台湾では昨年、衛生局がすでに「ヒトES細胞およびES細胞の研究に関する倫理政策指導書」を発表し、クローン人間や人と動物の受精卵の作成禁止を打ち出していた、しかし、道徳的な観点からの勧告に過ぎず、罰則条項などは定められていなかった。

体外受精方式による研究用の受精卵や人と動物による受精卵の作成についても禁じ、さらに、研究者などによる受精卵の破壊や未成年の女性による卵子の提供も禁じている。

衛生局の担当者は、今回の草案について「多くの議論を経て一応まとまったが、立法院での審査段階ではまだ一波乱あるだろう」との見通しを示しているという。(翻訳・編集/HA)

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