<点描・北京五輪>朝倉浩之の眼・劉翔のライバル活躍で当局は弱気?

Record China    2008年7月25日(金) 14時21分

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中国の英雄、アテネ五輪の110m障害の金メダリストの劉翔。北京五輪では誰もが彼の金メダルを信じているのだが、そのライバルがかなり好調である。写真は劉翔。

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中国の英雄、アテネ五輪の110m障害の金メダリストの劉翔。北京五輪では誰もが彼の金メダルを信じているのだが、そのライバルがかなり好調である。

110m障害の世界記録保持者、デイロン・ロブレス(キューバ)が18日、仏パリで行われたパリ国際陸上で、劉翔の自己ベスト12秒88をマーク。自己の世界記録にわずか100分の1秒差という好タイムで優勝を果たした。

中国メディアの報道によると、このロブレスの絶好調ぶりについて、中国スポーツを統括する国家体育総局陸上競技管理センターの馮樹勇副主任は「今すぐ勝負すれば、(劉翔が)負けるかもしれない」と記者団にもらしたという。

一方、劉翔の専属コーチである孫海平氏は「調整はいたって順調」とライバルの快進撃にも意を解さないようだった。

<注:この文章は筆者の承諾を得て個人ブログから転載したものです>

■筆者プロフィール:朝倉浩之

奈良県出身。同志社大学卒業後、民放テレビ局に入社。スポーツをメインにキャスター、ディレクターとしてスポーツ・ニュース・ドキュメンタリー等の制作・取材に関わる。現在は中国にわたり、中国スポーツの取材、執筆を行いつつ、北京の「今」をレポートする中国国際放送などの各種ラジオ番組などにも出演している。

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