<原発>地震で白紙が一転「素晴らしい立地」、建設計画は予定通りに―四川省蓬安県

Record China    2008年7月22日(火) 18時24分

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22日、四川大地震の影響で原子力発電所の建設計画が再考されていた同省蓬安県三堰の建設予定地は、専門家の調査の結果、「安全性に問題ない」として計画が予定通り進められることがわかった。写真は建設予定地の嘉陵江・南充市流域。

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2008年7月22日、四川大地震の影響で、原子力発電所の建設計画が再考されていた同省蓬安県三堰の建設予定地は、専門家の調査の結果、「安全性に問題ない」として計画が予定通り進められることがわかった。地元「成都商報」が伝えた。

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同省蓬安県三堰は、四川省初の原子力発電所の建設予定地に決まっていたが、震災で白紙に戻される可能性が高まっていた。ところが、このほど中国核動力研究設計院(NPIC)の趙華(ジャオ・ホア)院長が調査を行い、「震災による地すべりや地盤沈下もなく、地質構造もしっかりしている。建設に問題ない」と判断、計画は予定通り進められることになった。投資総額はおよそ250億元(約3700億円)、設備容量は400万〜600万キロワットが見込まれている。国からの批准後、5年以内の完成を目指す。

電力不足が深刻な四川省は、ほとんどを水力発電に頼っており07年は全体の62%に達した。同省はこれを徐々に原子力発電に移行したいと考えており、少なくともあと5〜6か所の建設計画を進める予定だという。(翻訳・編集/NN)

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