ヨコバイが大発生、作物に甚大な被害及ぼす―海南省海口市

2006年8月23日、海南（かいなん）省海口（かいこう）市霊山鎮新市村の村民陳和蘭（ちんへラン）さんが、田の稲がヨコバイの被害を受けているのを見て、顔を覆って泣いている。今年7月の中旬から下旬にかけて、海南省の一部の地域にヨコバイが大発生し、省の東部と東北部が深刻な被害を受けている。万寧（ワンニン）、定安（テンアン）、ダン州、海口、文昌（ウンチァン）、瓊海（チュンハイ）などでヨコバイの被害を受けた地域は、すでに2万7000haを越えた。海南省農業庁が提出した資料によると、今年ヨコバイが大量発生した要因には、気候と他地域から来た虫などがあり、特に最近海南島は高温・多湿の天候が続いたため、ヨコバイの発生にきわめて好条件だったと述べている。現在海南省政府は虫害を重視し、科学技術などの関連部門と住民を組織し、全力で虫退治と防止策に取り組んでいる。

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