<北京五輪・関連>非政治化の流れ続く五輪、各国首脳はボイコット避ける―米誌

Record China    2008年7月20日(日) 12時52分

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16日、米誌・タイムは「なぜ誰も北京五輪をボイコットしないのか?」とのコラムを掲載、冷戦時代とは異なり五輪がより純粋なスポーツの祭典として発展していると評価した。写真は北京五輪で使用される迎賓用の祝砲。

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2008年7月16日、米誌・タイムは「なぜ誰も北京五輪をボイコットしないのか?」とのコラムを掲載、冷戦時代とは異なり五輪がより純粋なスポーツの祭典として発展していると評価した。18日、新華社が伝えた。

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チベット暴動の影響で一部人権団体は各国首脳に五輪開会式をボイコットするようよびかけていたが、米ブッシュ大統領、日本の福田首相、そして仏サルコジ大統領が参加を表明、ボイコット運動は事実上失敗に終わった。

1980年代と異なり、今では五輪のボイコットというテーマは共感を集めていない。米大統領候補の共和党マケイン議員、民主党オバマ議員はともに大統領であれば五輪開会式には参加しないと表明しているものの、これは人気取りのリップサービスというものだろう。英ブラウン首相、独メルケル首相、カナダのハーバー首相は欠席するが、いずれも日程上の理由だとして政治的なボイコットではないと表明している。

政治家たちの動向を決めたのは中国の経済力への配慮もあるが、もう一方で五輪は国際的なスポーツの祭典であり政治の道具にするべきではないとの認識が広まったことも影響している。著名映画監督のスピルバーグ氏が五輪顧問を辞退するなど一部人権団体の抗議運動は続いたが、これらの動きも五輪の非政治化の流れを止めることはできなかったと言えるだろう。(翻訳・編集/KT)

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