Record China 2008年7月29日(火) 15時20分
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北京オリンピックのメダルに使用されている崑侖玉はここ3年で10倍にまで値上がりしている。写真は青海省の崑侖玉採掘及び製造の様子。
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2008年7月、北京オリンピックのメダルに使用されている崑侖玉はここ3年で10倍にまで値上がりしている。
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中国では、かつて玉といえば新疆ウイグル自治区で産し「国玉」とも呼ばれる和田玉。だが、近年では資源が枯渇している。
メダルに使用する玉は専門家の検証を経て、最終的に崑侖玉が選ばれた。ポイントは―和田玉と同じ鉱脈に属しており物質組成や構造特徴が基本的に同じであること、埋蔵量が多く品質にむらがないため全てのメダルを原石から取り出せること、メダルに必要な白・青白・青の3色が揃っていること、和田玉に比べ低価格。
五輪委から出される規格要求は厳しく、誤差は0.05ミリまで。また、メダルは外枠と中央に金・銀・銅の金属を使用し、その間にドーナツ状の玉がはめ込まれるという構造。中央の金属部分が抜けないようにしなければならないため、玉の内側に浅いみぞを作り、特殊な「材料」を使用して金属をしっかりおさえているが、その技術は「企業秘密」だそうだ。
中国での玉人気に加え、和田玉の品薄、オリンピックメダル材料への選定が原因で崑侖玉の価格は急上昇。昨年、崑侖玉の最良質の白玉は1キロ1000元(約1万5000円)だったが、現在では1キロ1万元(約15万円)以上まで値が上がっている。この3年で約10倍の値段になったという。(翻訳・編集/YY)
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