Record China 2017年11月8日(水) 13時10分
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7日、就任後初めて韓国を訪れたトランプ大統領の姿を韓国大統領府が動画で撮影してSNSでライブ中継していたところ、米国側から警告を受け制止されたことが分かった。資料写真。
2017年11月7日、就任後初めて韓国を訪れたトランプ大統領の姿を韓国大統領府が動画で撮影してSNSでライブ中継していたところ、米国側から警告を受け制止されたことが分かった。韓国・朝鮮ビズなどが伝えた。
同日午後、韓国大統領府・国民疎通首席室は、文在寅(ムン・ジェイン)韓国大統領とトランプ大統領がソウル近郊の平沢(ピョンテク)米軍基地を訪れた際の様子を、フェイスブックの大統領府公式アカウントを通じ生中継した。
動画は大統領府の朴洙賢(パク・スヒョン)報道官が携帯電話で撮影し、その傍らで「(両首脳が)将兵たちを激励するために、今まさに入場するところ」などとナレーションも務めた。しかし中継開始から2分ほどたった頃、米国側の警護要員とみられる人物が近づいてきたらしく、英語で「文大統領を撮影するのは構わないが、わが国の大統領(トランプ氏)が来たら中継をやめなさい」と警告する声が聞こえた。想定外の中継に米国側が不快感を示したとみられる。
朴報道官は結局、両国の首脳が入場するまでの6分間の動画のみを公開。トランプ大統領と文大統領が順に入場して両国の将兵らとあいさつを交わす場面を最後に中継を終了した。その後大統領府は、文大統領による昼食会での冒頭発言を録画映像により追加公開している。
今回の生中継を企画した韓国大統領府の関係者は、「現場の状況はよく分からないが、米国は日米首脳会談を直接ライブ中継し、日本の米軍基地の現場も生でアップしていた」と説明。さらに「事前に一部生中継の進行について了解を求めた」としている。
朝鮮ビズはこれについて「大統領府の意欲が先走ってしまった」と批判的に報道。問題の動画は6分間より長かったことなどから、韓国のネットユーザーからは「ちょっとハプニングはあったけど、ずっと中継されてたよ?」「悪意が感じられる」など報道を問題視するコメントが多く寄せられている。
また「大したことじゃない。日米の時もやってたそうだし、米国もやってたんだから」「事前の意思疎通で誤解があったのかもね。でも無事乗り越えたようだし、トランプさんが韓国の手厚い待遇を喜び、誠意と善意で応えてくれている姿が見られてうれしい」「警護担当者が話を聞いていなくて、安全上の問題で生中継をやめるよう言ったのだろう」と推測する声が上がった。(翻訳・編集/松村)
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