Record China 2008年7月7日(月) 9時48分
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7月3日、羊城晩報は警官6人が殺害された「刃物男事件」についてコラムを掲載。凶悪な犯行の背景に格差社会や政治への不満があると指摘した。写真は楊。
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2008年7月3日、羊城晩報は警官6人が殺害された「刃物男事件」についてコラムを掲載。事件を楊(ヤン)容疑者の異常な人格に帰するだけでなく、背景に格差社会や政治への不満があることを認識すべき、と指摘した。
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楊の犯行動機について、公安当局は事件発生直後に「昨年、自転車を盗んだとの容疑をかけられた恨み」と発表したが、後に取り消している。恨みのある警官個人を狙わずに、警察という国家機関を犯行の舞台に選んだことから、政府そのものをターゲットにしたとの見方も浮上している。
同紙のコラムでは「楊の犯行は残忍で、決して許されるものではないが、果たして個人の異常な行動として片付けることができるのだろうか?」と問題提起した上で、「(貴州の暴動を含め)政府への不満、格差社会の問題が大事件に発展するケースがいくつもあるが、これらの事件はしばしば個人の問題を発端としたものだ」と指摘。
また、「わたし(コラムニスト)は今、1949年の新中国成立当時のドキュメンタリー映画を見ている。当時の人々はみな明るい笑顔を浮かべていた。思うにそれは当時の政府が行う改革への期待がもたらしたものだろう。彼らは何を期待していたのだろうか?そして今の社会は彼らの期待が実現されたものなのだろうか?」と結んでいる。(翻訳・編集/KT)
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