Record China 2008年7月5日(土) 22時31分
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4日、パンダ保護研究センターでは、食糧となる竹の確保が難しくなっており、外部からの支援によって維持している状態が続いている。また、野生のパンダは竹枯れによる食糧不足で餓死する恐れもあるという。資料写真。
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2008年7月4日、「中国新聞網」の報道によると、四川大地震の発生後、臥龍と成都のパンダ保護研究センターでは、パンダの食糧となる竹の確保が難しくなっており、外部からの支援によって何とか維持している状態が続いている。また、野生のパンダは竹枯れによる食糧不足で餓死する恐れもあるという。
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食料用の竹の確保が困難になったのは、四川大地震の影響でセンター周辺の竹林が破壊されたり、伐採ができなくなったことが主な原因。
パンダは1日あたり最低20キロの新鮮な竹を食べるため、67頭を飼育している成都保護研究センターでは1日最低1.2トン、臥龍保護研究センターでは2.5トン必要。従来は周辺の豊富な竹資源を利用し、食糧問題は存在しなかったという。
しかし外部からの支援に頼っている現在は、竹価格の上昇や冬場の凍結による輸送不能など、死活問題にもなりかねない状況に陥っている。
また、さらに心配されているのは野生のパンダが多く生息する地区で広がっている開花による竹枯れの問題。1983年には竹枯れの影響で全国で138頭のパンダが餓死したデータも残っている。
同地区で前回竹枯れが広がったのは1974年。開花による竹枯れの周期は50〜60年に一度といわれており、まだその時期に達していないものの、今回の地震が開花時期に影響を及ぼす可能性もあり、国家林業局では竹に対する厳密な観測を行い、パンダの食糧不足を防止していくとしている。
また、写真集『ハッピー☆パンダ パンダ・子パンダものがたり』時事通信社刊の編集部では、「早期に本格的な救済活動が必要で、貴重な野生のパンダがいなくなってしまわないよう保護の検討も必要では」と心配している。 (翻訳・編集/HA)
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