<帰国報告>「日中のきずな、確実に強まった」=中国の震災児童励ましたアグネス・チャン−東京

Record China    2008年7月4日(金) 18時44分

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7月4日、中国・四川大地震の被災地を訪れた日本ユニセフ協会大使のアグネス・チャンさんは4日、東京・高輪台の日本ユニセフ協会で帰国報告の記者会見を行った。(その他の写真50枚をレコードチャイナWEBページで公開中)

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2008年7月4日、国連児童基金(ユニセフ)が支援活動をしている中国・四川大地震の被災地を訪れた日本ユニセフ協会大使のアグネス・チャンさんは4日、東京・港区の同協会ユニセフハウスで帰国報告の記者会見を行った。アグネスさんは、各地を訪問して被災者と触れ合う中で、「現地の子供たちのたくましさに救われた。(大地震に伴う一連の被災地支援を通じて)日中のきずなは確実に強まったと思う」と述べ、不幸な災害の中にも見出すことができた救いを今回の訪問の成果として振り返った。

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そのうえで、「ぜひみなさん、応援してください」として、子どもたちや、高齢者など災害弱者に対して中長期にわたる心のケアが可能となるよう、さらなる支援を訴えた。

アグネスさんは6月26日四川省成都市から現地入りし、約一週間震源となった四川省北川県などの被災地を訪問。各地のテント村などで被災者の子供たちを中心に慰問活動を行った。現地の壊れたビル街や肉親を目の前で失った被災者らの話を聞き祖国中国の惨状を目の当たりにする中、「毎日、毎日、泣いていた」という精神的にはきつい日々だった。

しかし、天国の母親に手紙を書いた9歳の女児とアグネスさんの曲を一緒に歌ったり、カナダで勉強した児童心理学の知識を生かして子供らのカウンセリングを行うなどし、「特別なことは何もできない。でも会いに行くだけで力になるんだ」と改めて思ったそうだ。

訪問した四川省の幹部からは「中国の多くの人が世界を見直しました。皆さんが一生懸命助けてくれた。感謝を申し上げてください」との言葉を託されたという。日本ユニセフ協会はこれまでに集まった義援金約1億円を中国側に渡したが、さらに2億円を目標に募金活動を継続していく。(取材/レコードチャイナ

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