外国パスポートはもはや「お宝」ではない?逆転現象始まる―中国

Record China    2008年7月3日(木) 20時35分

拡大

1日、これまで外国パスポート取得に躍起になっていた中国人に「逆転現象」が起きているという。今や「どうすれば中国のグリーンカードが取得できるか」と頭を悩ませる中国人が急増中だ。写真は北京を観光する華僑一行。

(1 / 2 枚)

2008年7月1日、米華字紙「世界日報」は、これまで外国パスポート取得に躍起になっていた中国人に「逆転現象」が起きていると紹介した。移民先から続々と帰国し、今や「どうすれば中国のグリーンカードが取得できるか」と頭を悩ませているという。中国新聞社(電子版)が伝えた。

その他の写真

改革開放が始まったばかりの80年代初頭から長い間、中国人にとって「外国パスポート」といえば喉から手が出るほど欲しい「お宝」だった。海外への「出国」は憧れのステータス。出国したきり、祖国に戻らない中国人も大勢いた。ところが最近では、逆転現象が起こっている。中国の「グリーンカード(永住権)」を取りたい「外国籍の中国人」が増えているのだ。

記事で紹介されたカナダ籍で北京在住の張(チャン)さんも、移民先から帰国した1人だ。外国籍の者が中国で住宅や車を購入するには、面倒な手続きが必要。今は、「仕方ないから、彼女の名義を借りている」という。最近では、張さんのような人や、海外移住しても外国籍は取らず「グリーンカードで十分」という中国人が急増中。外国パスポートは、もはや「お宝」ではなくなったようだ。(翻訳・編集/NN)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携