Record China 2008年7月2日(水) 15時56分
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7月1日、明代の金陵大報恩寺の地下宮が600年ぶりに発掘されるかもしれないという。ここには仏舎利や航海家・鄭和が持ち帰った財宝などが埋蔵されている可能性もあるといわれる。写真は08年1月、金陵大報恩寺の発掘現場。
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2008年7月1日、「中国新聞網」の報道によると、明(1368−1644年)代に葛寅亮(ガー・インリャン)が編撰した「金陵梵刹志」に記載されている「金陵大報恩寺の瑠璃塔の地下宮」が、600年の時を経てまもなく発掘されるかもしれないという。またシャカ(ゴータマ・シッダルータ)の毛髪や、シャカの遺体を火葬した際にできたといわれる珠状の物(仏舎利)などの他、明代の航海家・鄭和(ジョン・ホー)が持ち帰った財宝なども付近に埋蔵されている可能性があるといわれ、その真偽が今明らかにされようとしている。
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「金陵大報恩寺の瑠璃塔」は、明代、清(1644−1912年)代に南京が最も栄えた当時のシンボル的な建築物で、万里の長城と並んで中国を代表しているといわれるだけでなく、エジプトのピラミッドなどと並んで世界7大奇観の1つと称されている。
史料によると、明の永楽大帝は瑠璃塔を建造した際に、財宝類を塔内だけでなく、地下宮にも大量に安置したとされている。しかも歴史上この近辺には、各地に奉納されていた仏舎利を集めて再配布したとされるアショーカ王の塔の遺跡があり、この地下宮を探し当てれば仏舎利やシャカの毛髪などの発掘の可能性もあるといわれている。
1年以上前から発掘に参加している職員は「地下宮の存在を示す可能性が高い『青石板』をすでに発見しており、近いうちに地下宮の発掘ができるだろう」と期待を示している。(翻訳・編集/HA)
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