2008年6月28日、世界最大の契約者数を有する携帯電話サービス会社の「中国移動（チャイナモバイル）」は27日、米アップル社と交渉を続けていたiPhone（アイフォン）の中国導入について「最大の障害が解消された」と発表した。上海の「東方早報」が伝えた。なお、導入の時期については未定とのこと。

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中国移動のスポークスマンは「アップル社がこれまで主張していた利益分配方式を取り下げたため、最大の障害はすでに解消された。後は実務的な問題を残すだけだ」と話している。アップル社はこれまで中国移動に対して要求していた利益分配方式は、契約者1人につき毎月3ドルずつ集めるというもの。同社は中国移動から20％から30％のシェア獲得を考えており、交渉は一時中断していた。

iPhoneの中国市場への導入時期について中国移動は「未定」としているが、アップル社のスティーブ・ジョブズCEO（最高経営責任者）は今年中に中国とロシアに進出する予定だと話している。（翻訳・編集/本郷）