2008年6月26日深夜、サッカーの欧州選手権は準決勝が終了。29日の決勝はドイツ―スペインで争われることが決まり、まさに終盤、最高潮を迎えようとしている。一方、ネット上では欧州選手権を舞台にしたサッカー賭博が展開され、こちらも最高潮に達している。「北京晩報」が伝えた。

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世界各地で大きな大会が開催される毎に、中国のサッカー賭博参加者は飛躍的に増加。業界関係者によると爆発的な人気の秘密は、ネット上で簡単に賭けられ、金銭の授受もキャッシュカードを利用してスムーズに行えるだけでなく、ギャンブル性や刺激性の高い賭け方が色々あるからだという。

また、賭けに付き物の予想屋や情報屋の類も大繁盛。ネット上には「100％確実」「マル秘情報」などの文字が躍り、中には「チーム内部からの直接提供」を売り文句に、1情報2000元（約3万円）の値がつけられている情報も。

こうしたサッカー賭博の関連サイトは、主に国外グループが中国国内向けに開設しているもので、その「興行収入」は凄まじく、毎年6000億元（約9兆円）以上の資金が動き、そのうちの1000億元（約1兆5000億円）以上が海外へ流出していると推計されている。（翻訳・編集/HA）