<四川大地震><続報>「恥知らずではない」?「逃げ足先生」が教育部に反論―中国

Record China    2008年6月27日(金) 17時32分

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6月26日、四川大地震で生徒を置き去りにして1人で逃げた教師、範美忠氏について「恥知らず」と評した国家教育部の発言に対し、本人は「私は恥知らずではない」と反論。写真は北京のテレビ番組に出演する同氏。

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2008年6月26日、「崇高な教育者でなくてもかまわないが、恥知らずであってはならない」―前日の25日、国家教育部の王旭明スポークスマンは定例記者会見の席上、四川大地震で生徒を教室に残したまま自分1人で逃げ出した中学教師・範美忠(ファン・メイジョン)についてこのように語った。ニュースサイト「中国網」は、この教育部の発言について成都市に住む範美忠本人に電話取材した。

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範は同スポークスマンの発言をインターネットニュースで知ったと話し、「私は優秀な教師。だが崇高な人間ではないし、そうなりたいとも思わない。だからといって、恥知らずな人間ではない」と反論。逆に「私のように個性的で、しっかりとした考えを持ち、批判精神に富んだ教師が今の中国にはあまりにも少なすぎる」と批判した。

「中国網」はさらに「地震国」日本で行った中国「国際先駆導報」紙の取材結果も紹介。生徒を放り出して自分1人だけ逃げる教師など日本では「ありえない」ことで、災害時に教師が生徒の避難誘導を行うのが当然。各教育現場には学校地震災害対策マニュアルが存在し、これを守らない教師は解雇されるだけでなく、世間に顔向けできなくなると伝えている。(翻訳・編集/本郷)

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