Record China 2008年6月26日(木) 12時24分
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07年10月以降、世間を騒がせている華南トラ写真の偽造疑惑騒動。地元の陝西省林業庁が「発表は時期尚早だった」と認めた騒動は、月25日に主犯の逮捕が伝えられ、収束に向かうのか?写真は08年1月、地元テレビ局の取材に応じる撮影者・周さん。
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2007年10月以降、世間を騒がせている華南トラ写真の偽造疑惑騒動。一連の経過は以下の通り。
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2007年10月12日 陝西省林業庁は、農民・周(ジョウ)さんが絶滅したと思われていた野生の華南トラの写真撮影に成功したと発表。賞金2万元(約30万円)を授与し、写真を公開。しかし写真公開当初からネット上で「ニセモノ」の疑惑炎上。
10月16日 陝西省林業庁は会見を開き「ニセモノ」疑惑を完全否定。
10月19日 植物学の専門家が「周囲の植生から見て写真はニセモノ」と指摘。
10月下旬 撮影者・周さんはインタビューに応じ「もし写真がニセモノならその場で首を切り落としてもいい!」と本物であることを主張。
10月下旬 国家林業局が専門家チームによる現地調査を決定。問題が国家レベルへ拡大。
11月初旬 国家林業局は、写真の真贋と、華南トラが同地に生息しているかは別問題と言明。問題の沈静化を図る。
11月9日 米誌「Science」が「華南トラの写真」を紹介。問題が中国国内から世界へ飛び火。
12月3日 中国撮影家協会デジタル画像鑑定センターが6方面の専門家を招聘して写真を鑑定。全員一致で「ニセモノ」と判定。
12月下旬 国家林業局の調査チームが多数の華南トラの足跡やトラの赤ちゃんと思われる骨を発見したと、陝西省林業局が発表。
2008年2月4日 陝西省林野庁が「華南トラ発見」に関する謝罪文を公開。問題の写真について詳しい鑑定や分析、物理的証拠の確保を怠って軽率に「発見」の記者会見を開いたと認める。
2月下旬 陝西省林業庁は問題写真の真贋について、国家公安部物証鑑定センターと国家司法部鑑定センターに鑑定を依頼、しかし「税金の無駄遣い」との理由で拒否。
3月下旬 撮影者・周さんがインタビューに応じ「新写真を公開して真実を明らかにする」と強気発言。(編集/愛玉)
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