2008年6月19日、「新華網」が伝えたところによると、陝西省漢中市と宝鶏市は、四川大地震後の観光客激減に対応し、両市内にある主要な観光地の入場料を半額にする方針を決めた。陝西省南部観光市場復興計画座談会の席上、明らかになった。

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四川大地震後、漢中市では旅行シーズンの真只中であるにもかかわらず、観光客が大幅に減少。南湖や石門風景区、武侯祠などの観光地でも1日に訪れる観光客は数十人ほど。有名な諸葛亮孔明の墓がある武侯墓では、開館以来初となる来館者ゼロを記録したほか、ホテルや旅館など宿泊施設の稼働率も震災前の90％から15％にまで落ち込んでいる。

陝西省の景俊海副省長は座談会の席上、被災した観光地について安全条件が整い次第、順次対外開放していくとした上で、その際には入場料を現在の半額にすると発表した。また、同省人民政府は省予算100万元（約1500万円）に国家旅遊局からの100万元を加えた200万元を、被災した観光地の修復、再建に充てる計画という。（翻訳・編集/本郷）