<ネット放送許可証>国有企業優先で民間企業は苦戦―中国

Record China    2008年6月20日(金) 17時48分

拡大

18日、国家ラジオ映画テレビ総局はインターネット放送許可証を授与した247社のリストを公表した。国有企業が多くを占めた一方で、業界最大手の優酷網、土豆網には許可証が発行されていない。写真は土豆網。

(1 / 2 枚)

2008年6月18日、国家ラジオ映画テレビ総局はインターネット放送許可証を授与した247社のリストを公表した。テレビ局、ラジオ局、新聞社、出版社など国有企業が多くを占めた一方で、業界最大手の優酷網、土豆網には許可証が発行されていない。19日、北京晨報が伝えた。

その他の写真

目覚ましい成長を遂げ、中国のネット業界で最も注目を浴びているのがインターネット放送。その総投資額は3億ドル(約323億円)を超えた。Youtube型の動画共有サイトを筆頭に、スポーツ番組の生放送などのストリーミング放送、P2Pタイプのインターネットテレビなどさまざまな企業がひしめきあっている。

一方で中国国内での放映を禁じられた動画が出回るなど当局の規制と対立することもあり、昨年末に国家ラジオ映画テレビ総局は許可証制度導入を決定している。新浪網、捜狐、騰訊、TOMなど大手ポータルサイトが順当に許可された一方、業界最大手の優酷網、土豆網はいまだ許可証を発行されておらず、「粘り強く当局の決定を待つ」状態にある。

民間企業が許可を得られず苦戦する中、テレビ局、ラジオ局はもちろんのこと、インターネット放送に参入していない国有企業系の新聞社、出版社も続々と許可証を得ている。(翻訳・編集/KT)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携