自主開発の第二世代原子炉、2010年にも運用開始―中国

Record China    2008年6月18日(水) 10時33分

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17日、中国原子力エネルギー協会年度大会の席上、中国自主開発の第二世代原子炉の建設が順調に進んでいることが明らかにされた。写真は泰山原子力発電所。

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2008年6月17日、中国原子力エネルギー協会年度大会が開催された。席上、中国自主開発の第二世代原子炉の建設が順調に進んでいることが明らかにされた。新華社が伝えた。

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広東省の嶺澳原子力発電所は仏アレヴァ社の原子炉を元に中国が改良したCPR1000を採用。100万キロワット級原子炉2基を建設する。2005年末に着工し、昨年末より1号機の設置が行われている。2010〜11年に運用開始の予定。このほか、山東省の泰山原発、遼寧省の紅沿河原発、福建省の徳寧原発でも新型原子炉の建設が進められている。さらに年内にも数か所の原発で新規着工が承認される見通し。

中国では石炭、石油の依存脱却を目指し、現在エネルギーの多角化を目指す戦略が採用されている。天然ガス、風力発電、バイオ燃料などが導入されるなか、最も期待されているのが原発。この巨大マーケットを獲得するため、仏アレヴァ社、東芝傘下の米ウェスティングハウス社など世界の原子力関連企業はこぞって中国に進出している。(翻訳・編集/KT)

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