2008年6月10日、広東省防ジン抗旱総指揮部弁公室（防総）は、5−10日にかけて広東省全域を激しい雨が襲った件で、恵州市や中山市など7市で150万人以上が被害に遭っていると発表した。新華ネットが伝えた。

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5−8日まで、豪雨による倒壊家屋は1532戸、農作物被災面積は8万7473ha、生産停止となった鉱山企業は156社に達した。遮断された道路は17本で損壊部分は258．875km。このほか、送電線26．3km、貯水池12か所、堤防194か所、発電所1か所が損壊した。10日には省西部の一部で降水量が133．5mmに達し山崩れが発生、死者1人が確認された。

広東省水文部門によると、省全域の水文ステーションで降水量50mm以上を記録したのは122か所、100mm以上は22か所、一部では最大224mmに達した。10日時点で省内の主要河川の水位はいずれも警戒水位に達してはおらず、大型ダム32か所のうち決壊危険水域を超えたのは合水ダムのみで、現在放水中だという。

今後の気象状況について広東省防総は、今後数日間は西南部で湿気を含んだ暖気流が勢いを増して雨雲を広東省に押しやるため、同省全域で引き続き雨脚の勢いが増すと分析している。（翻訳・編集/汪葉月）