2008年6月10日、10日付第一財経日報によると、中国の石油元売り会社のディーゼル油の1日当たりの平均卸売価格が6日現在で1トン当たり7752元と、半年間で約16％上昇した。1トン当たり8000元を突破した地域もみられる。

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石油元売り会社の中国石油天然気（CNPC）と中国石油化工集団（シノペック）によると、国際原油高に伴い、地方の製油所が閉鎖もしくは休業に追い込まれ、国内全域でディーゼル油が不足している。このため上海など大都市の給油所はディーゼル油を限定販売に切り替えており、給油所の前にトラックの長い列ができている。

中国石油天然気と中国石油化工集団では、石油製品の増産と輸出停止で国内供給の確保に当たっているが、一部地域では消費者が個人業者からディーゼル油を安価で購入するケースが出始め、一部業者による石油製品の抱え込みが加速し、供給不足に拍車をかけている。（翻訳・編集/HI）