地下鉄「最後の紙きっぷ」争奪戦―北京市

Record China    2008年6月10日(火) 7時24分

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6月9日、北京市の地下鉄で自動改札システムが導入され、使用される乗車券もこれまでの紙製からICカードに交代。8日夜には「最後の切符」を求める市民が地下鉄駅構内に集まった。

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2008年6月9日、北京市の地下鉄駅構内に自動改札システム(AFC)が導入された。今後乗客は乗車時と下車時の2回にわたりICカードを機械に通すことになる。地元紙「京華時報」が伝えた。

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同日午前5時から自動改札システムになったのは地下鉄1号線、2号線、5号線、13号線と八通線で、7月上旬に開通する10号線と「五輪支線」の8号線、空港線はテスト運行開始時点で自動改札システムが取り入れられる。これにより紙製の切符は38年間の歴史を閉じることに。地下鉄の運賃はこれまでと変わらず全線一律2元(約30円)のまま。

8日には地下鉄最後の切符を記念に求める北京市民の姿が多く見かけられたが、同日夜には貴重な「本当に最後の1枚」となる切符を求める人々が、最終売り場となった西直門駅に集まった。午後11時に「最後の1枚」を手にすることができたのは近所に住む女性で、収集家の息子のために購入したという。(翻訳・編集/本郷)

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