Record China 2008年6月10日(火) 6時52分
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9日、米国航空宇宙局(NASA)のある責任者は「中国は、米国の2020年の月面有人探索計画より早く、2017年か18年には月面有人宇宙船の着陸に成功する」と見ているという。写真は4月に重慶で行われた中国国際軍民両用技術博覧会。
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2008年6月9日、「環球網」の報道によると、米国航空宇宙局(NASA)のある内部責任者は「中国は、NASAが現在進めているコンステレーション(星座)計画(火星探索や2020年に月面有人探索を行う計画)より早く、2017年か18年には月面有人宇宙船の着陸に成功するだろう」と見ているという。
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米国「マクラチー(McClatchy)」紙が4日付けで報道した。この責任者は「中国がこのまま計画通りに宇宙開発プロジェクトを進めれば、2017年か18年には月への有人宇宙船の着陸に成功し、心理的にも軍事的にも米中宇宙開発競争に大きな意味を持つことになろう」と予測。ただ「中国の着陸計画は、米国がアポロ計画で40年前に実施し終わっているもの。NASAの計画は4人の宇宙飛行士が月面で最長6か月生活するものだ」と両国の「質」の差を強調した。
またNASAのマイケル・グリフィン長官も個人的な見解としながら、07年9月に「中国は米国が再び月に足を踏み入れるより先に有人着陸に成功するだろう」と中国の宇宙開発力に注目していた。
一方、宇宙開発関係者や軍事関係者の多くは「米国政府は他国が次々と月への関心を寄せることに焦りを感じざるを得ず、その対策の一環としてNASAのコンステレーション計画が進められてきた」と見ている。
しかし、これら関係者の競争意識とは別に、大部分の米国民は中国の動向だけでなく、日本の月周回衛星「かぐや」やロシアの「2025年の有人着陸計画」なども含めて「月」にはほとんど興味を示さず、多くは「われわれはすでに1回到達済み」という態度を示しているという。(翻訳・編集/HA)
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