<四川大地震>旅行業界の損失は8000億円以上―中国

Record China    2008年6月5日(木) 18時54分

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6月4日、四川大地震により中国の旅行業界が受けた被害は、6月1日までの段階で死亡者54人、経済的損失8000億円以上に上ったという。写真は大被害を受けた世界遺産「都江堰」にある「二王廟」。

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2008年6月4日、中国国家旅遊(観光)局は四川大地震により旅行業界が受けた被害を発表。6月1日までの段階で死亡者54人、経済的損失8000億円以上に上っているという。新華網が伝えた。

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死亡者54人の内訳は台湾出身が1人、それ以外は全て中国本土出身者。負傷者は25人。建物の倒壊により閉じ込められた者は5万5487人に上った。また、経済的損失は533億6900万元(約8005億円)で、四川省における損失が528億3100万元(約7925億円)と最も大きい。その他、陜西省、甘粛省などでも損失が報告されているという。

経済的損失は、観光道路や通信などのインフラ、観光名所やホテルなどの接客施設、観光案内所やトイレなどの公共サービス施設、政府の旅行部門や旅行会社などの施設に集中している。その他、被災地から出発する団体旅行がすべてキャンセルされ、旅行会社が営業停止になるなど、直接・間接的な損失を与えている。

四川省全体では観光地384か所、星付きホテル524軒、旅行会社684社が被害を受け、30万人を超える旅行業従事者が経済的な苦境に立たされているという。国家旅遊局は、今後、被害を受けた程度に応じそれぞれが有効な再建プランを検討し、新たなイメージ作りをして、国内外の旅行市場に宣伝・促進活動を行うよう呼びかけている。(翻訳・編集/YY)

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