2008年5月26日、26日付第一財経日報によると、中国の主要港は6月1日から鉄鉱石の保管費を最低2倍に引き上げる。海運関係者が明らかにしたもので、すでに港から料金引き上げの通知を受け取ったという。

中国では鉄鋼メーカーや商社の間で、海外の鉱山会社と行う08年度の鉄鉱石価格交渉で価格が大幅に引き上げられるとの見方が広がり、値上げ決定前の鉄鉱石の駆け込み輸入が集中。鉄鉱石の輸入量が大幅に増加し、海外との価格交渉でさらに不利となるといった「負の循環」をもたらした。

関係者によると、こうした過剰輸入に対応するため、保管費の引き上げは90日以上の長期保管を重点に行われる見通し。（翻訳・編集/HI）