＜四川大地震＞化学工場の76％が生産停止の状態―中国

2008年5月23日、国務院新聞弁公室が開いた記者会見の席で、中国環境保護部の呉暁青（ウー・シャオチン）副部長は「四川大地震による被害で、化学工場の76％が生産停止の状態となっている」と語った。同日付で中国国際放送局のニュースサイト「国際在線」が伝えた。

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呉副部長によれば、被災地は中国で特に環境に悪影響を及ぼす危険がある産業が集中している地域。統計によると、四川省の成都市、徳陽市、綿陽市、広元市、雅安市、眉山市、阿堰チベット族自治州には、化学工場が100社以上あり、うち76％が被災により生産停止の状態となっているという。

環境保護部門は地震発生後すぐに専門家チームを現地に派遣するなど、環境の安全保障対策を講じている。呉部長は、「一連の努力により、被災地では重大な環境事故は発生していない」と説明しながらも、時間の経過と企業の生産再開により、環境監督任務が一層困難となる見通しで、環境の安全保障は依然として厳しい状況にあると述べた。（翻訳・編集/SN）