Record China 2017年10月24日(火) 18時40分
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国際卓球連盟は2018年1月から新しい世界ランキングの方式を導入予定。中国メディアの騰訊体育は、新方式による卓球女子個人の世界ランクでは、中国からトップ20に3人しか入らず、日本からは8人も入るという驚くべき結果になると伝えている。写真は丁寧。
国際卓球連盟(ITTF)は2018年1月から新しい世界ランキングの方式を導入予定だが、中国のスポーツメディアの騰訊体育は24日、現時点での新方式による卓球女子個人の世界ランクでは、中国からはトップ20に3人しか入らず、日本からは8人も入るという驚くべき結果になると伝えた。
新方式への移行を前に、今年から現行の方式と並行して、新方式によるランキングのテスト版も公開されている。記事によると、現時点でのポイントを新方式で換算すると、中国からトップ20入りするのは、陳夢(1位)、朱雨玲(7位)、丁寧(18位)の3人のみ。一方、日本からは石川佳純、平野美宇、伊藤美誠がそれぞれ3〜5位になるほか、計8人がトップ20に入るという。
五輪、ワールドカップ(W杯)、世界選手権の3大大会で金メダルを獲得する「グランドスラム」を達成し、現行方式の世界ランクで現在1位の丁寧が、新方式ではなんと18位。記事は「中国チームのキャプテンである丁寧が18位というのは、多くのファンにとって受け入れがたい事実だろう」と伝えているが、これは丁寧が4カ月間も国際大会に出場していないためだという。丁寧は今月27日からカナダで行われるW杯もけがで欠場することが決まっているため、来月に発表される新方式のランキングではさらに順位を落とすことが確実だ。
また、新方式でトップ100に入る中国選手はわずか8人となり、日本選手の17人に大きく差を付けられることに。簡単に言えば、新方式では多く試合をこなした方がポイントを稼ぐことができる。小さなオープン大会などには選手を派遣してこなかった中国に対し、積極的に参加してきた日本選手がポイントを稼いでおり、こういう結果になっているという。なお、こうした規定の変更は、日本が提案したものだと記事は指摘している。
記事は、「新方式のランキングは当面、選手のレベルを正しく反映するものとはならないが、中国チームはこうした変化への対策を積極的に講じるべきだ」と指摘。「五輪や世界選手権といった大きな大会では、ランキングを基に対戦相手が決まるからだ」と伝えている。(翻訳・編集/柳川)
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