2018年4月16日、中国の動画配信サイト・梨視頻は、広東省広州市内にある廃棄シェア自転車の保管場所について紹介する動画を配信した。

動画によると、広州市のとある川沿いに、大量の廃棄シェア自転車が保管されているが、もともとあった緑豊かな場所が平らにされ、大小さまざまな大量のシェア自転車がうずたかく積まれ、黒い布で覆われている。周辺住民は、「倒産したシェア自転車メーカーの自転車を、政府の関連部門が回収して1カ所に集めている」と語った。しかし、半年ほど誰も何の管理もしていない状況だという。

これに対し、中国のネットユーザーからは「これは民度の問題」「資源の浪費だ」「くず鉄として回収できないのかね？」「シェア自転車企業が倒産したら、色を塗り替えて（ほかの企業が）使えばいいじゃないか」などのコメントが寄せられた。

また、「保証金をゲットすることがシェア自転車企業の目標だからな」「旧正月の時に深セン市に行ったが、道端に多くの廃棄シェア自転車が放置されていた。むごたらしく破壊されていたが、これがシェア自転車の運命だ」というユーザーもいた。

他にも「シェア自転車が社会に益と便利さをもたらしたとは思えない。たとえ益があってもそれは短期的なものだ。長期的に見れば社会に害とごみをもたらす。誰が管理してメンテナンスするんだ？これは何も考えてない人のやることだ」という指摘もあり、シェア自転車のもたらすマイナス面が徐々に明らかになってきているのかもしれない。（翻訳・編集/山中）