<四川大地震>被災地脱出に長蛇の列、余震や感染症恐れ―中国

Record China    2008年5月23日(金) 10時58分

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21日、四川大地震の被災地では、余震に関するデマが流布し、多くの住民が安全を求めて続々と近隣の成都市や重慶市および省外へ移動している。写真は江油市。

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2008年5月21日、四川大地震の被災地では、余震に関するデマが流布し、多くの住民が安全を求めて続々と近隣の成都市や重慶市および省外へ移動している。江油市では、長距離バスのターミナルで長さ2kmに渡る行列ができたという。新快報の報道。

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5月19日深夜、四川省「5・12」震災救援指揮部は、同日から20日にかけて同省[シ文]川(ぶんせん)県一帯で大きな余震が見込まれると通達を発令した。体育館などに設置された避難所で生活していた住民がこの通知を受けて次々と屋外へ避難したほか、綿陽市の全ての宿泊施設では滞在中の宿泊客を避難させたうえ、新たな宿泊客受け入れを停止した。その後、明けて21日午前1時52分に同市平武県でM5.0の余震が発生した。

今回の余震は住民に大きな衝撃を与えたが、綿陽市震災救援指揮部は14日に発令した通達で「市はすでに震災対策を適切に講じており、今後、余震が予測される場合には随時、市民に通知を図っていく。現在、民間で余震に関するデマが多く流布しているが、これらを軽易に信じることなく、社会の秩序を乱さぬよう留意してもらいたい」としている。

しかし、余震の恐怖に加え、現地では感染症の流行も住民に脅威を与えている。北川県では300万平方キロメートルにわたる区域に消毒措置を行っているほか、平武県、江油市、安県では同地区に出入りする全ての人員に消毒を実施しているものの、多くの住民が安全を求めて近隣の成都市や重慶市および省外へ移動を始めている。(翻訳・編集/愛玉)

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