2008年5月22日、中国の経済学者が、四川大地震による直接的な経済損失は5252億元（約7兆8000億円）に上り、今年初めの雪害による直接的な経済損失のおよそ2．5倍に達すると推計した。上海のニュースサイト「東方網」が伝えた。

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経済学者の劉正山（リウ・ジョンシャン）氏は、四川大地震による直接的な経済損失は、今年初めの大雪被害による直接的な経済損失1516億5000万元（約2兆2000億円）を大幅に超える5252億元（約7兆8000億円）に達すると推計した。また、国家発展計画委員会の調査機関、国家信息（情報）センターの範剣平（ファン・ジエンピン）首席アナリストも、「震災による直接的な経済損失は、大雪の時よりはるかに多くなるだろう」と予測した。

このほか、証券会社大手、中信証券の諸建芳（ジュー・ジエンファン）首席マクロ経済アナリストは、「被災地域のGDPは四川省全体のおよそ50％、全国のおよそ2％を占める」と指摘。震災の影響で、中国の08年GDP成長率は0．4〜0．7ポイント下落すると予想した。（翻訳・編集/NN）