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<コラム>聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥=それ、中国ではお勧めできません

曽賀 善雄    2018年12月23日(日) 15時40分

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初めての中国ではわからないことだらけ。それに広い中国では地域ごとに習慣が大きく異なることも。例えば、上海、大連、瀋陽で私は結婚式に参加しましたが、同じ結婚式と言ってもそれぞれ習慣が異なることに驚かされました。写真は上海の地下鉄。

初めての中国ではわからないことだらけ。それに広い中国では地域ごとに習慣が大きく異なることも。例えば、上海、大連、瀋陽で私は結婚式に参加しましたが、同じ結婚式と言ってもそれぞれ習慣が異なることに驚かされました。

初めての地でわからないことは地元の人に聞くに限る、と思い社員達にいろいろなことを尋ねました。そして、あることについて尋ねた時、その社員との間に何とも微妙な空気感が感じられたのです。

【「下問を恥じず」は落とし穴】

社員達はほとんどが地元の人です。地元でわからないことがあれば彼らに聞くのが手っ取り早い。元来、私自身はそれほどもメンツを気にする方でもなかったこともあり、部下社員に教えを請うことは気にしていなかったのですが、ある時に感じた妙な雰囲気。どうも、さげすまされているような気がしたのです。普段、多くのことを尋ねるものですから、「何も知らない頼りない総経理(社長)」とでも思われているような臭いが…。

総経理だからと言って何でも知っているわけではないし、専門以外は素人同然。メンツを重んじる中国でも、古来「下問を恥じず」ということわざがあるくらいですから、わからないことを聞くのに何を気にする必要があるのか、と思っていました。でもね、これ、実は落とし穴が仕掛けられています。

【部下社員に教えを請うとこうなる…】

如何に「下問を恥じず」といっても、度重なって部下に聞くとなると話は違ってきます。まして総経理である自分がわからないことを部下の社員に聞くということは、むしろ部下社員とのコミュニケーションに役に立つ、なんて思うのは総経理という立場からすると極めて浅はかと言わざるを得ません。

部下社員にいろいろなことを聞いていると、ある一線を越えた時に総経理は、部下社員から足元を見られることになります。知らない間に足元を見られ攻め込まれてしまっている。これはアウトです。地元社員達にとって「総経理は雲の上の人」です。であるにもかかわらず何も知らない、我々の総経理は大丈夫か…とばかりに。

【じゃあ、どうすればいい?】

わからないことがあっても部下には聞かないこと、部下を頼らないことです。総経理として会社組織をコントロールしマネジメントを十分に行うには、部下に教えを請うような甘えは許されません。

わからないことに直面した時でも、顔には表さず如何にも知っているように振舞い、後でこっそり自力で調べるのです。そもそも、組織の長たる者は、たとえピンチに直面しても、動揺を顔に出さずじっくりと構えるのがよい。「静にして以って幽なり」という中国の格言もあるくらいです。

したがって、部下社員にはできるだけ頼らないこと。そういった努力を怠り、結局自分の足元を見られるようでは、中国での会社経営者としては失格です。

【はったりをきかせるのも能力】

総経理として管理マネジメントする対象であるすべての部下社員に物事を尋ねることは極力避ける、というのが無難です。それはメンツ上の理由ではなくテクニック上の理由からです。中国のユーザーへの対応などでどうしても、という時には信頼できる幹部社員にアドバイスを求める。これが最小限の許される範囲ではないかと思います。

マーケットの状況を考察するときなど、場合によっては社外ブレーンのような役割を担ってくれる人を前もって作っておくことも重要です。私は、上海時代にあっては中国語の先生、大連では地元の会社経営者、個人的友人などによく相談に乗ってもらったり意見を聞いたりして、ずいぶん助けられました。そして、社員の前では中国通のベテランのような顔で相対する度胸も必要なのではないでしょうか。

■筆者プロフィール:曽賀 善雄

1949年和歌山県生まれ。1971年大手セキュリティサービス会社に入社。1998年6月、中国・上海のグループ現地法人の総経理(社長)として勤務。2000年4月から13年近くにわたり中国・大連の現法で総経理(社長)として勤務。2013年1月に帰国、本社勤務を経て2014年7月リタイア。

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