Record China 2008年5月22日(木) 14時59分
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21日、四川大地震追悼のためオンラインゲームが営業中止したことに怒った女性が動画投稿サイトで被災者を侮辱する発言を公開した。ネットユーザーの怒りを買い、すでに警察が女性を逮捕したという。写真は営業中止した娯楽施設。
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2008年5月19日から21日の3日間、中国国民は四川大地震被災者のために喪に服した。検索サイト、ニュースサイトなどはデザインを白黒に変更し哀悼の意を示したほか、カラオケ店やオンラインゲームなど娯楽関連産業は営業を中止した。21日、動画投稿サイト「Youtube」に遼寧省瀋陽市に住む20歳の女性の動画が投稿された。女性は人気オンラインゲーム「勁舞団(英語名はAuditon)」の営業が中止されたことへの不満をまくしたて、「同情なんかするもんか」などとあしざまにののしり、ネットユーザーの怒りを買った。華商網が伝えた。
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中国人ネットユーザーらは「死者への冒とくだ」「海外に中国の恥をさらした」などと激怒、ただちに「人肉検索(ネットを通じてある人物の個人情報を特定すること。海外聖火リレー妨害者にも行われた)」が始められ、名前ばかりか動画を撮影したネットカフェの場所、生年月日、住所、電話番号、チャットアドレス、さらには身分証番号までネット上で公開されている。情報はただちに瀋陽市警察に伝えられ、女性は逮捕されたもよう。
被災者や遺族の感情も顧みず、ゲームが遊べないからと言ってインターネット上で悪態をついたのは許されない行為ではあるが、法律上どのような罪に問われるのかについても議論が続いている。あるネットユーザーは「改革開放以来、言論は次第に自由になっているとはいえ、それを規制する法律は必要だ。女性の発言は国家の安全を損なうものだ」と発言、国家転覆罪の適用を主張した。一方で「女性は単に騒ぎを起こそうとしたもので、無闇に騒げば思うつぼだ」と冷静な対応を呼びかける声もある。
オンラインゲーム「勁舞団」は音楽に合わせてキャラクターを踊らせるゲームで、中国では圧倒的な人気を誇る。運営下の9you(久游網)は昨年9月海外パブリッシャーから5400万ドル(約55億円)の巨費を投じて2年間の独占運営権を獲得した。(翻訳・編集/KT)
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