BRIDGE 2017年10月17日(火) 5時20分
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クルーズライン国際協会の統計によると、2016年に各種クルーズ旅行に参加した中国人客の数は世界で2番目に多い延べ210万人に達した。イメージ写真。
クルーズライン国際協会(CLIA)の統計によると、2016年に各種クルーズ旅行に参加した中国人客の数は世界で2番目に多い延べ210万人に達した。こうした中、大手客船会社はより多くの中国人客を取り込もうとさまざまな取り組みを行っている。参考消息網が香港紙サウスチャイナ・モーニングポストの報道を引用し15日付で報じた。
CLIAによると、2012年以降、中国のクルーズ客の数は毎年76%の勢いで増えており、16年は客数で世界2位の市場となった。他の市場との大きな違いは客の年齢や同行者の内容で、中国人客の平均年齢は44歳と英国に比べ11歳若い。40歳以下の人が全体に占める割合は40%に上り、若い世代が一家総出で参加するケースが多いという。
香港のある業界関係者は「中国でのクルーズ旅行は会社を退職したシニア世代や新婚カップルのためだけのものではない」とコメントし、新たなレジャーコンテンツを用意するなどして若い中国人客の獲得競争が繰り広げられていることを指摘する。一方、昨年9月にロイヤル・カリビアン・クルーズの「オベーション・オブ・ザ・シーズ」に乗って天津から船旅に出発した女性客(35)は「船内で読もうと本を2冊持ち込んだが1ページも進まなかった」と、船内にあるカジノや免税店、カラオケルーム、クライミング施設などを存分に楽しんだ様子を明かしている。
記事によると、ロイヤル・カリビアンの中国発の便では中国の中高年女性に大人気の「広場舞」イベントも開催されるそうだ。また、プリンセス・クルーズはコンピューターゲームで競い合うeスポーツ(エレクトロニック・スポーツ)をテーマとした旅を2度実施。さらに初の中国人客向け客船「マジェスティック・プリンセス」の今年7月の命名式には元NBAプレーヤーで、中国で広く名の知られる姚明氏夫妻を招待している。(提供/Bridge・編集/Asada)
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