人民網日本語版 2017年10月13日(金) 18時40分
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先ごろ、ヨーロッパ初の中国語・英語のバイリンガル小学校の入学開始がマスコミに注目されている。
先ごろ、ヨーロッパ初の中国語・英語のバイリンガル小学校の入学開始がマスコミに注目されている。この英ロンドンにあるKensington Wade小学校が、ヨーロッパ、米国、南米などの地域から第1陣となる学生15人を迎えた。今後、半数の授業が中国語で行われ、中国の教科書も導入する見通しだ。ヨーロッパ初の中国語・英語バイリンガル小学校の設立は、現在の中国語ブームの縮図であり、各国の人々が中国語の学習を通じて中国に対する理解を深め、中国の「友人サークル」に溶け込みたいという思いを表している。
中国語ブームが世界各国で展開している。米国国際教育委員会のデータによると、米国において、中国語を勉強する小中学生の人数が爆発的に増加し、2009年から2015年まで、その人数が2倍増となった。フランスのメディアによると、この十年間、フランスで中国語を勉強する小中学生の人数が以前の16倍となり、初等教育・中等教育において中国語はすでにスペイン語、ドイツ語、イタリア語に続き、四番目の「第二言語」となった。ドイツでは中国語を中学校の試験科目に加入した州がたくさんある。また、2016年以来、南アフリカ、モーリシャス、タンザニア、カメルーン、ザンビアを含めたアフリカの国々が、中国語を国民教育システムに相次いで導入してきた。統計によると、現在、世界では中国語を勉強している人数は2004年の3000万人から1億人にまで増加した。
世界で広がっている中国語ブームは、世界各国が中国の将来に対して自信を持っていることを表している。中国語を身に付けることは個人価値を高め、将来の個人発展にチャンスをもたらすことができると思われている。子供にKensington Wade小学校を通わせる保護者は、中国語学習は将来的にチャンスをより速くつかむことを意味すると考えている。英国産業連盟(CBI)が行った291社の英国企業を対象とした調査によると、会社に最も歓迎される外国語について、「中国語」と回答する割合は31%に達し、欧州言語以外では最も歓迎される外国語となった。
特色のある中国語ブームは、世界各国の人々が今、中国文化を深く理解したいという思いを表している。人々は中国語を勉強し、漢字を通して、千年も続く中華民族の歴史の秘密を解読しようとしている。米国の漢学家、「漢字おじさん」と呼ばれるリチャード・シアーズさんは漢字文化に打ち込み、30万ドル(約3367万円)もの資金をつぎこんで漢字研究を行っている。また、漢字字源のウェブサイトを作り、漢字を分析することで、世界の人々が漢字の裏側にあるストーリーを知ってもらおうとしている。
中国語ブームはすなわち、中国ブームである。中国の国際社会での影響力向上に伴い、絵のような四角い形をした漢字がますます多くの海外の授業に進出し、中国語で語られる中国や世界の物語を聴く人もますます増えていくに違いない。(提供/人民網日本語版・編集HQ)
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