<写真特集>どこに行っても出会うのは洗濯物と人情、武漢の下町の風景

呂厳    2017年10月14日(土) 14時20分

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中国出身の呂厳が、湖北省武漢市の下町の様子を写真と文章で紹介する。

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中国出身の呂厳(リュー・イエン)が、湖北省武漢市の下町の様子を写真と文章で紹介する。

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武漢市は中国の真ん中あたりに位置する都市だ。古い歴史を持つ一方、1000万人以上の人口を抱える国際都市でもあり、ここには世界各国の企業や工場が数多く集まっている。

今回の武漢訪問は9月下旬のことだ。暑さのピークを過ぎたとは言え気温は日々、32度を突破。さすが「4大かまど(火をたいたかまどのような暑さになる4大都市)」の一角を占める街だけのことはある。

現在、武漢では大規模工事が行われていて、街の至るところで工事現場を目にすることができる。話を聞いた地元のタクシー運転手は「ここ1、2年は工事が多い。今後の武漢がどうなるかとても楽しみ」と語ってくれた。

武漢の下町を少し歩くと、あたりから料理の匂いがぷんぷん漂ってくる。どこに行っても出会うのは干された洗濯物。洗練された雰囲気はないが、にぎやかな下町には人情という言葉がよく似合う。(編集/野谷

●呂厳(リュー・イエン)

4人家族の長男として文化大革命終了直前の中国江蘇省に生まれる。大学卒業まで日本と全く縁のない生活を過ごす。23歳の時に急な事情で来日し、日本の大学院を出たあと、そのまま日本企業に就職。メインはコンサルティング業だが、さまざまな業者の中国事業展開のコーディネートも行っている。1年のうち半分は中国に滞在するほど、日本と中国を行き来している。興味は映画鑑賞。好きな日本映画は小津安二郎監督の『晩春』、今村昌平監督の『楢山節考』など。

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