<四川大地震>「死者の尊厳守れ」、被災地での犠牲者埋葬規定―中国

Record China    2008年5月21日(水) 12時19分

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5月、民政部、公安部、衛生部は四川大地震犠牲者の遺体について、遺族の犠牲者確認手段の確保、疫病抑止のための衛生面などを考慮した埋葬方法についての規定を決定した。写真は地震の犠牲者に黙祷をささげる長沙市民。

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2008年5月、民政部、公安部、衛生部は四川大地震犠牲者の遺体について、遺族の犠牲者確認手段の確保、疫病抑止のための衛生面などを考慮した埋葬方法についての規定を決定した。20日、人民網が伝えた。

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四川大地震の死者はすでに4万人を超えた。最終的な死者数の推計も5万人から7万人へと上方修正された。現地では遺体の回収、埋葬が追いつかず、あちこちに放置されている状況だという。雨が多く気温も比較的高い状況から一部では遺体が腐敗しており、水源の汚染や疫病の発生などの悪影響が不安視されている。

四川省衛生庁は遺族の引き取りを待たずに埋葬する方針を決定したが、先日決定された規定によれば、遺体には番号を付し写真撮影、DNA採集などの手段を通じて後に遺族が確認できるようにすることを求めている。遺体は可能な限り火葬することを求めているが、困難な場合は土葬も許可される。

また、同意見は遺族の引き取りを待たない埋葬はやむを得ない措置ではあるが、必ず死者の尊厳を守り、遺族の感情を傷つけないようにと求めている。(翻訳・編集/KT)

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