<四川大地震>三峡ダム、「震災の影響ない」―中国

Record China    2008年5月15日(木) 14時28分

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14日、四川大地震の三峡ダムへの影響は小さく、流量変化も基準内で、各施設に異常はなく、プロジェクトの運営にも問題ないと明らかにされた。写真は地震後の三峡ダム。

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2008年5月14日、新華網によれば、中国三峡総公司(会社)の李永安(リー・ヨンアン)社長が14日午後、関連するデータから、四川大地震の三峡ダムへの影響は小さく、流量変化も基準どおりで、各施設に異常はなく、プロジェクトの運営にも問題ないことを明らかにした。

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四川大地震はこの16年で三峡工事建設に影響した最大の地震となった。湖北省地震局によれば、今回の大地震による三峡ダム地区の震度は3程度だったため、影響は小さかったという。三峡ダムは典型的な弱震環境にあり、大規模な地震が起こる可能性は低いものの、プロジェクトの規模や重要性から、設計段階から原子力発電所と同レベルの対地震基準に引き上げられていたため、今回の四川大地震でも影響は出なかった。

ダム周辺には10万個以上のモニタリング設備が埋め込まれており、5月13日の観測でも異常はなく、地震による地質災害は発生していない。12日の発電量は1億6700キロワット時、13日の発電量は毎時1億8300万キロワット時だった。ダムの閘門や周辺水域の船舶の航行も正常どおり。また、現在施工中の設備に関しても地震の影響はなかったという。(翻訳・編集/岡田)

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