フライメディア 2017年9月13日(水) 22時30分
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最近よく聞くようになった「無人○○」。上海で、Wechat Pay(ウィチャットペイ)などを使ったモバイバル決済による無人コンビニの登場が日本で話題になっている。
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地元ではどうかというと、6月にオープンした当初はメディアでも報道されていたが、上海でもまだローカル色が強い楊浦区の商業施設の敷地内にオープンしたためか、巷ではあまり話題にはならず、どちらかというと海外メディアから熱い注目を浴びている。
7月、連日の猛暑の影響で店内が高温になり一時営業停止となっていたが、このたび再び営業を開始したという無人コンビニ「繽果盒子 Bingo Box(ビンゴボックス)」を体験。ボックスという名の通り、とてもコンパクトにできている。
利用するには、自動ドアの横に表示してあるQRコードをスキャンして、Wechat(ウィチャット)の公式アカウントをフォロー。そして、公式アカウントの画面表示に従い、携帯番号を登録し、携帯に送信される認証番号を入力すれば完了だ。実名登録制だが、携帯番号が実名登録のため、これで自動的に実名登録となる仕組みだ。
登録が完了すると、ドアが自動的に開き、店内に入ることができる。入店すると、ドアには自動的にロックがかかる。
やや狭く感じる店内だが、ラックに並ぶ商品は普通のコンビニとあまり大差はない。商品には電子タグがついているので、欲しい商品を選んでレジカウンターにおくと自動的に識別して隣接の画面に価格が表示される。その画面で決済コードをスキャンすれば支払いは完了。支払いはWechat Payやアリペイを利用する。
支払いが済むと、ドアが自動的に開く。何も購入しなくても、店内のドア横にあるQRコードをスキャンすれば、ドアが開くシステムになっている。
ちなみに、店内に高解像度の監視カメラがあり、顔認証システムや防犯監視システム、遠隔カスタマー・サービスを使った管理方法が導入されていて、支払いをしないで商品を持ち出そうとすれば、警報アラームが鳴るとのことだ。
数人で利用する場合には、一人が登録すれば、一緒に入店できるし、ドアの開閉時間が比較的長いので、その間に無登録でも充分入出店できるのだが、顔認証システムで追跡捜査できるので、「防犯は完璧」と運営側は強気のコメントだ。
対人コミュニケーションが苦手といわれる今時の若者に人気が出るのではないかとの見方もあるが、大型スーパーに隣接しているので、「24時間営業は嬉しいが、あまり必要性を感じない」という声もある。今は、購入目的より、物珍しさに利用する住民のほうが多いようだ。
上海では、さらに「無人カラオケ」が登場するなど「無人化」がますます加速しているが、無人化を実現した「キャッシュレス」形式がこれからどう発展していくか、業界も注目している。(提供フライメディア)
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