中国海軍は日本の海上自衛隊に比肩、ただ足りないのは…―中国報告

Record China    2017年9月7日(木) 6時50分

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5日、台湾紙・中国時報電子版は、中国が近年「ギョウザを包むような速度」で海軍の軍備を発展させていると伝えた。資料写真。

2017年9月5日、台湾紙・中国時報電子版は、中国が近年「ギョウザを包むような速度」で海軍の軍備を発展させていると伝えた。

記事は、中国本土のシンクタンクが先日発表した報告書の中で「中国海軍の先進レベルはすでに日本の海上自衛隊に追いついた。火器、統合作戦、艦隊の規模では勝るとも劣らない状況だ。ただ、遠洋作戦能力や海上対テロ能力は向上が待たれる」と分析したことを紹介した。この報告は四川大学や浙江大学などが共同で作成したものだという。

報告では「中国海軍は近年、近海における防御、遠海における護衛で着実に進歩してきた」と評価する一方で、「空母1隻に対して潜水艦が53隻と、艦隊の編成比率が偏っている」という問題点も指摘。「潜水艦は主に海上封鎖、海上交通路の破壊に用いられるが、護衛や海賊、テロ対策には使えない。そして遠洋作戦能力を持つ艦船が空母1隻、052C型駆逐艦6隻、052D型駆逐艦数隻、071型揚陸艦3隻、054A型護衛艦、原子力潜水艦5隻のみであり、明らかに不足している」としている。

さらに、「海賊や海上テロは中国が海洋強国を目指す上で重大な脅威となっており、関係機関は艦隊構成の強化、海外補給基地の設置、大型総合補給艦の増加、人員のブラッシュアップなどを図るべきである」と主張している。(翻訳・編集/川尻

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