韓国完成車業界、8月も苦戦が続く現状に、ネットからは労組への批判相次ぐ=「世界最高の貴族労組、最高最低の自動車品質」―韓国ネット

Record China    2017年9月4日(月) 8時0分

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1日、韓国・イーデイリーによると、韓国完成車業界が、8月も海外市場で苦戦を強いられた。この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

2017年9月1日、韓国・イーデイリーによると、韓国完成車業界が、8月も海外市場で苦戦を強いられた。

業界によると、現代(ヒュンダイ)自動車、起亜(キア)自動車、韓国GM、ルノーサムスン自動車、双竜(サンヨン)自動車など韓国内完成車メーカー5社の8月の販売台数は、前年同月比1.6%減の63万1870台。国内売上高は12万847台で前年同月比12.2%増加。海外売上高は4.4%減の51万1023台だった。

メーカー別では、現代自動車が国内・海外を合わせた総販売台数が、6.0%減(前年同期比。以下同様)の33万6625台(8月基準。以下同様)を記録。起亜自動車の場合、国内販売台数(4万1027台)は9.7%増えたが、海外販売台数(18万1713台)が0.8%後退した。ルノーサムスンは国内7001台と輸出1万2468台を含め27.7%増の1万9469台を販売。韓国GMは国内1万4台、輸出3万1307台を合わせ、14.8%増の4万1311台を販売。双竜自動車は先月の輸出急減の影響で、国内・海外を合わせた総販売台数が3.7%減の1万1725台にとどまった。

完成車業界の関係者は、「賃金交渉を控えて業績の数値一つ一つに使用者側と労働組合は、みな非常に敏感な状態」とし、「実績が良く出てくるのはもちろん喜ばしいことだが、現時点では、ただいいともいえない」と述べている。

この報道を受けた韓国のネットユーザーからのコメントは、そのほとんどが完成車業界の不振は過激なストを繰り返す労働組合の責任とする批判の声だ。コメント欄には、「全く、現代・起亜自動車労組の連中は、会社がつぶれて初めて目がさめるんだろう」「会社がなくなったら、給料もゼロになるのに…」「貴族労組(現代自動車労組を指す)がいなくならないと現代自動車はどうしようもない」「ストライキばかりしているからこうなる」など、労組への厳しい意見が並んだ。

また、「労組のために本当の被害を受けるのは、下請け業者の労働者だ」と、完成車業界の下請け労働者に言及した意見もみられた。

その他に、「世界最高の貴族労組、最高最低の自動車品質」とするコメントもあった。(翻訳・編集/三田)

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