北京・房山区は2年連続で地震が発生、その原因とは?―中国

環球網    2017年8月31日(木) 22時40分

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中国地震台網の測定によると、28日午後11時5分、北京房山区大安山郷でマグニチュード2.8の地震が発生した。資料写真。

中国地震台網の測定によると、28日午後11時5分、北京房山区大安山郷でマグニチュード2.8の地震が発生した。今回の地震による死傷者や財産の損失はなく、二次災害も発生しなかったという。

2016年4月19日、同じく北京の房山区大安山郷でマグニチュード2.7の地震が発生した。地震の原因について、当時、房山区政府は、地震は炭鉱区域の地盤が沈下したことによって起きたのだと説明した。

現地の住民によると、この地域は鉱物資源に富んでおり、1950、60年代から採掘が行われてきた。2005年に大安山鉱区を除き、小型鉱区が閉鎖されたが、採掘による地下空洞が依然として存在するため、地盤の沈下現象が時々起きたのだということが分かった。

2004年6月6日、大安山郷炭鉱鉱区で地盤沈下事故が起きた。10人が閉じ込められ、緊急の救援活動が行われたが、不幸にも全員が死亡した。これを受けて、北京市政府は関係部門と京煤集団に事故の原因を詳しく調べ、教訓を汲み取ることを要求した。

地震の発生を防ぐために、大安山郷政府は2005年に「大安山郷炭鉱閉鎖作業報告」を発表した。17の炭鉱と76の生産隊を閉鎖する予定だと定まった。また、京煤集団の担当者は、2019年までに、房山地域の採鉱業から撤退する予定だと述べた。(提供/環球網・編集/黄テイ)

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