<中華経済>DMEをディーゼル油の代替燃料に、公共バスに導入―中国

Record China    2008年5月12日(月) 15時26分

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10日付新華社によると、石油化学・工業規画院の白頤副院長は、9日天津で開催された産業フォーラムで、国内の公共バス車両の動力源を今後、ディーゼル油からジメチルエーテル(DME)へと移行する方針を示した。

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2008年5月12日、10日付新華社によると、石油化学・工業規画院の白頤副院長は、9日天津で開催された産業フォーラムで、国内の公共バス車両の動力源を今後、ディーゼル油からジメチルエーテル(DME)へと移行する方針を示した。まず交通量が多く、汚染が深刻な大都市で推進し、ディーゼル油の慢性的な供給不足に対応する。

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副院長によると、中国の石炭資源は豊富で、石炭の年間可採埋蔵量の増加ペースは石油を上回っている。石炭を主原料とするDMEは、その動力性能、環境保護面において液化天然ガス(LNG)やアルコール燃料に引けをとらず、石油の代替燃料として大きく期待できる。

普及に向けた取り組みも進んでおり、07年には上海市に10台のジメチルエーテルバスが試験導入され、専門の給ガス所も設置された。専門家によると、2010年には主要都市に各2000台を投入する計画だ。

ただ副院長によると、国内の研究機関やメーカーは数年前からDMEを燃料とするエンジンや車両開発に着手しており、その研究レベルも海外に劣らないが、部品供給体制の未整備や、産業基準の確立などの課題も残り、産学官連携による産業化の実現が待たれる。(翻訳・編集/HI)

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