北海道で失踪中国人女性の遺体発見、「親日」「不法残留」疑うコメントに自制呼び掛け―中国メディア

Record China    2017年8月31日(木) 12時50分

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30日、中国から北海道を訪れ消息を絶っていた危秋潔さんの遺体が海岸で見つかったことを札幌の中国総領事館が報告した。写真は危秋潔さん。

2017年8月30日、北海道を旅行で訪れ、7月22日から消息を絶っていた福建省の危秋潔(グイ・チウジエ)さんの遺体が海岸で見つかったことを、札幌の中国総領事館が報告した。中国メディア・捜狐(Sohu)が伝えた。

DNA鑑定により本人であることが確認された。死因は溺死。札幌のゲストハウスには「ごめんなさい、これはお別れの手紙です。27年生きてきたけど、もう頑張れなくなりました。いなくなっても悲しまないで下さい。星になってみんなを見守るね。心から愛しています」と自殺を示す手紙が残されていた。危さんは精神的に乗り越え難い問題を抱えるとともに、家族や友人への思いとの間で思い悩んでいたとみられる。

しかし、消息を絶って1カ月余りの間、中国のネット上では失踪の動機についてさまざまな臆測や勝手に決めつけるコメントが多数書き込まれていた。危さんを日本好きと見て「精日」(精神的日本人)となじったり、不法残留を疑うコメントのほか、その容姿が優れていることから下卑たコメントもあった。

ネットユーザーの一部は事件が日本で起きたというだけで偏見を持ち、危さんへの見方をゆがんだものにしたと記事は指摘し、「すでに世を去った危さんをおとしめる個人攻撃同然のコメントを書き込むことはもう終わりにしよう」と自制を呼び掛けている。(翻訳・編集/岡田)

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