人民網日本語版 2017年8月24日(木) 9時0分
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中国で人気の乗り捨てできるシェア自転車「摩拜単車(モバイク)」は22日、北海道札幌市で、ローンチイベントを開いた。これにより、モバイクは正式に日本に上陸した。同イベントでは、見どころ満載の技術が採用されたモバイクを多くの人が試乗した。新華社が報じた。
同日午後、札幌市にある北海道庁前の広場でローンチイベントと試乗会が開かれた。モバイクの海外展開を統括するクリス・マーティン氏によると、23日から札幌でも正式にシェア自転車サービスを始めるという。モバイクは日本でも、自転車ラックのない、乗り捨てができる専用駐輪スペースを用意するスタイルを採用する。利用者にとっては、借りる時も返却する時も便利なサービスだ。また、スタッフが関連のデータをもとに、乗り捨てられた自転車をすぐに片づけたりするのにも便利だ。
日本の法律では、シェア自転車をどこにでも乗り捨てることはできず、必ず指定の専用駐輪スペースを用意しなければならない。マーティン氏によると、札幌のチェーン店などと提携を実施しているため、利用者はそれら店の駐輪スペースに乗り捨てることができる。
「今回投入された自転車は、ノーパンクタイヤを採用しているため空気を入れる手間を省くことができるほか、自転車本体には小さなソーラーパネルが搭載されており、スマートロックに充電ができ、さらに、ロックにはGPS機能やモノのインターネット(IoT)チップが採用されており、利用状況に関するビッグデータを収集したりできるなど、セールスポイントが多い」とマーティン氏。
「今年、日本の10都市でシェア自転車サービスを始めるのが目標」という。
コンビニ「セイコーマート」を運営する株式会社セコマの赤尾洋昭副社長は、「たくさんの駐輪スペースが必要というモバイクのビジネススタイルは、セイコマートともマッチしている。モバイクに駐輪スペースを提供することで、セイコーマートで買い物する客が増えれば」と期待感を示す。
試乗会では、多くの若者も試乗に訪れた。札幌大学の学生・鈴木陽大さんは、もうすぐ中国の深セン大学に留学する予定で、最近深センに行った時にモバイクに乗ったといい、「モバイクは見た目もオシャレで、ハイテクな感じで、乗りやすい。それに、料金も安く、札幌でも乗れるようなってうれしい」と話した。一方、北海道大学の学生・中村大知さんは、初めてモバイクに乗ったといい、「乗っているところを撮った画像をSNSにアップする」と興奮気味に語った。
日本でも、利用者はモバイク専用アプリをインストールし、クレジットカードと紐づけすると登録が完了する。保証金は3000円で、キャンペーン期間中は30分50円で利用できる。また、無料体験期間もある。中国人観光客は、中国で利用しているアカウントを日本でも利用できるため、登録しなおしたり、保証金を払いなおしたりする必要はない。料金は日本の料金基準で計算される。
22日のローンチイベントには、札幌の自治体関係者やモバイクの提携先なども参加した。モバイクの海外進出は、日本が4カ国目となった。(編集KN)
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