都市開発で2年間に1700基の墳墓を発掘―北京市

Record China    2008年5月11日(日) 12時42分

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9日、中国ではこの2年間で漢代から清代にかけての墳墓1703基、各種遺跡65か所を発掘、考古学研究に貴重な資料を収集した。写真は北京市房山区の発掘現場。

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2008年5月9日、中国新聞網の報道によると、この2年間で文化財担当部門は漢代(紀元前202〜後8年)から清代(1644〜1912年)にかけての墳墓1703基、各種遺跡65か所を発掘、考古学研究に貴重な資料を提供した。

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この2年間に北京郊外では漢代の遺跡や墳墓などが発掘された。その中で最も規模の大きい遺跡は発掘面積が6660平方メートルにも及ぶ。この遺跡は長江の水を北方に引く「南水北調」プロジェクトに伴う文化財調査活動で発見され、墳墓26基、灰坑(古代人のごみ捨て場)41基、窯跡6基などが発掘された。他にも銅剣や銅鏡などが出土したという。

ここ数年、北京では都市開発が急速に行われており、大規模な工事が行われる際に歴代王朝の貴重な文化財が発見されることも少なくない。

専門家によると、これらの地下埋蔵物は漢代から清代までの王朝の時期、歴史遺跡及び村落変遷の概況、漢代の陶器製作技術や産業規模などの重要な手がかりになるという。(翻訳・編集/YY)

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