バチカン市国が間もなく台湾と断交―ドイツメディア

Record China    2008年5月10日(土) 12時50分

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2008年5月8日、ドイツラジオ局・ヴォイスオブドイツはバチカン市国が5月20日の馬英九次期総統就任前にも台湾と断交し大陸と国交を結ぶ見込みと報じた。写真はバチカン。

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2008年5月8日、ドイツラジオ局・ヴォイスオブドイツはバチカン市国が5月20日の馬英九(マー・インジウ)次期総統就任前にも台湾と断交し大陸と国交を結ぶ見込みと報じた。

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中国政府とカトリック協会とは長年にわたり対立していた。その焦点は中国国内の管轄権をめぐる争いにある。社会主義国家として宗教を政府の統制下に置こうとする中国と世界のカトリック教徒を統括するバチカンの主張は真っ向から対立し、大陸には政府公認の愛国会とバチカンの影響を受けた地下教会とに分裂している。

しかし教会との友好関係を確立することで国際的イメージを高めたい中国と大陸での影響力を確保したいバチカンとの思惑が一致、2005年にベネディクト16世が法王に就任して以来、両者の関係は改善の方向に向かっていた。7日、バチカンのローマ法王庁で中国フィルハーモニーオーケストラが演奏会を実施した。中国とバチカンとの関係改善を示す動きと見られている。また先日台湾に赴任していたバチカンの外交官が離任したが、いまだに後任は発表されておらず、まもなくバチカンは台湾と断交、大陸と国交を結ぶと見られている。(翻訳・編集/KT)

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