人民網日本語版 2017年8月23日(水) 9時10分
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最近、世界の7社が「空飛ぶ車」の実現を目指しており、早ければ来年にも実用化する可能性がある。写真は渋滞した道路。
最近、世界の7社が「空飛ぶ車」の実現を目指しており、早ければ来年にも実用化する可能性がある。研究・開発されている「空飛ぶ車」は主に充電式で、垂直離着陸(VTOL)が可能であるため、滑走路はいらず、通勤などの際に、都市内を短距離飛行するために用いられる見込みだ。一財網が伝えた。
ドイツの・eVolo社は、2018年にも、自社開発したVTOL機を使った「空飛ぶタクシー」サービスをスタートさせる計画だ。使われるのは18基のローターを装備した有人マルチコプターvolocopter 2Xで2人乗りだ。リチウムイオンバッテリーが6個搭載されているものの、最長飛行時間は17分だ。ただ、高速充電が可能で、フル充電に40分しかからない。
エアバスも一人乗りのVTOL機の開発を進めている。操縦は完全な自動制御を計画している。同機の原型は今年末までに確定し、20年には生産を開始したい考えだという。同機は電動式で、8基のローターを装備しており、高度1000フィート程度まで浮上できる予定だ。
ウーバーが昨年10月に発表した白書によると、同社も他の企業と共同で「ウーバー・エレベート」というプロジェクトを立ち上げ、通勤者利用できるVTOL機の開発を進めている。同プロジェクトでは多額の資金を投じて、「空飛ぶ車」を開発しており、米航空宇宙局(NASA)ラングレー研究所の先進航空機エンジニアだった、マーク・ ムーア氏も招聘している。
中国のドローンメーカー・EHangが研究開発するこの「空飛ぶ車」の機体の重量は約220ポンド、飛行速度は62マイル、飛行距離は1万1000フィートだ。EHangのこの有人ドローンはテスト済みで、米国での飛行に向けて、米国連邦航空局の認可待ちだ。
Terrafugiaが研究開発するこの本当の意味での「空飛ぶ車」は道路を自動運転し、離陸することが可能だ。電気モーターのハイブリッドユニットを搭載し、500マイル走行することができ、垂直離着陸が可能だ。運転手が目的地を入力するだけで、自動運転で運んでくれる。Terrafugiaは25年に生産を始めたいとしている。Terrafugiaは、「空飛ぶ車」をすでに販売しているものの、現在のバージョンは滑走路で離陸しなければならない。
報道により、グーグルの共同創業者であるラリー・ペイジ氏は、「空飛ぶ車」を開発するZee.Aeroに多額の投資をしていることが明らかになった。Zee.AeroもVTOL機の開発を進めている。
最も早く実用化が実現するのが、スロバキアのAeroMobilが開発する空飛ぶ車かもしれない。この空飛ぶ車は、旧バージョンのTerrafugiaに似ており、離陸には滑走路が必要であるものの、道路を走ることもできる。(提供/人民網日本語版・編集KN)
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